とある未成年のアウトプット

説明書は読まない派です。

適材適所

やぁ。

なぜ急にこんな考えが降りてきたのかわからないんですが、ちょっとアウトプットした方がいいかなって思ったんで。綴ります。よろしく。

 

こんな言葉、皆さん聞いたことあると思います。

「君は優秀な社員だから、きっといい社長になれるよ!」

 

…??????

…なんで「優秀な平社員は優秀な社長になり得る」んだろう。

 

は?当然でしょ、優秀な人材なんだからそりゃ社長にもなれるよ。…なんて反論を想像してますが、ちょっと僕の考えを聞いて下さい。

 

まず「優秀」って言葉の範囲が広いように感じる。

 

与えられた仕事をこなす速度が速いから優秀?

自分で考えて行動できるから優秀?

確実に結果を残すから?

毎日怠けず全力で一生懸命取り組んでるから?

あるいはそれら全てを兼ね備えているから?

 

僕はこう思うんです。「平社員として優秀」ってことは、「平社員という立場で、平社員相応の責任を負い、平社員の人間関係の中で、平社員の給料で、平社員の仕事をして、優秀である」ってことだと。

 

つまり、平社員として優秀な人っていうのは、「平社員」という属性であれば力を発揮できる人間ってことだと。

 

さて、質問に戻ります。

どうして優秀な平社員は優秀な社長になり得るの?

 

平社員と社長、もちろん違います。共通点はどちらも人間であること、同じ会社に勤めていることの2つです。

 

平社員のする仕事を、社長はしません。それぞれ役割があるからです。社長は平社員ができないことをやります。

仕事内容の違い。

 

平社員の人間関係と社長の人間関係は違います。それは全人類違うでしょって聞こえてきそうだけど、そーゆーことじゃなくって。

例えば、平社員のコミュニティとして、周りにいる人間は同じ平社員が大半でしょう。部長や課長もいるかもしれませんが、平社員のコミュニティで社長や株主がわんさかいることは滅多にないと思います。超激レアケースです。

 

一方社長のコミュニティはどうでしょう。もちろん平社員達とも交流はあるでしょうけど、会社の長ですよ。そりゃ他の会社の社長や株主、企業のオーナーなどとも交流があると思うんです。人によっては政治家や銀行員、弁護士とかも交流ありそうですよね。

 

人は、周りにいる人間から色んなことを学びます。

アニオタコミュニティに属すればアニメが詳しくなるように。

愛読家コミュニティに属すれば沢山の本に詳しくなるように。

人の知識や価値観、経験や環境は周りの人間で決まります。

 

そこにも社長と平社員の違いがあると考えているんです。

人間関係の違い。

 

給料も当然違います。これは仕方ないです。資本主義とはそーゆー仕組みです。

使える金額が違えば、当然培われる教養も、趣味の範囲も変わってきます。

 

ある程度自由に使えるお金があれば、興味のあることを学ぶ資金に使えます。

海外旅行の余裕があれば、自分の視野を広げることができます。

またファイナンシャルリテラシー(お金に対する意識)を身に付ければ、株や不動産に投資することもできます。

自分の私生活や居住地をより充実させることができるわけです。そう、金があれば。

収入の違い。

 

そして責任の重さ。平社員は雇われている身です。そのため勤め先に貢献できれば上出来なわけです。一方社長は雇う身です。採用した従業員のそれぞれの生活、家族、そして自社の経営。唯一の最終決定権を握る身。その社長の立場と平社員の立場、責任は、天と地ほどの差があるように感じます。

責任の違い。

 

 

これほどまでに違うんです。今羅列したこと以外にも沢山あるんでしょう。

単なる上下関係、カーストの頂点と底辺って認識が浸透してますが、そもそも属性が違うのです。

 

そういえば昨日お好み焼きが食べたかったので、お好み焼きで例えます。

鉄板でお好み焼きを作る人、この人が社長です。

その材料を作る人。キャベツ係。卵係。豚肉係。小麦粉係。色々な係があります。それぞれが平社員です。

社長はお好み焼きをうまく作れますが、キャベツを育てられません。すぐ虫に喰われます。

キャベツ係の平社員は良質なキャベツを量産することができますが、包丁を持てません。すぐ指切ります。

 

なんかわかりにくいな。伝わって。

 

つまり、いくら「平社員として優秀」だからといって「優秀な社長」になれるかどうかはわからないんです。

わからないのにさも方程式の如く

「優秀な平社員=将来の優秀な社長」

みたいになってるのはなんなんだろうって。

 

出世の仕組みを否定するわけじゃないんです。

ただ、種類が、属性が違うのに、「優秀」なんて広い範囲な言葉で括ってしまうのは、おかしいんじゃないの?って話です。

 

めっちゃパソコンできるから頑張ってたら認められて上層部になったけど、途端にパソコン作業激減して代わりに人付き合い多くなったコミュ障

とかいそうじゃないですか。

 

人の上に立ったり、大きな組織のリーダーとして仕切ったりすることは立派です。

ですが、「1番秀でている能力を最大限に発揮できる属性に人を割り振る」方が、それぞれの負担やストレスも減るだろうし、総合力としてもそっちの方が強くなると思うわけです。

そしてその割り振りの能力が長けている人を、トップに置くべきなんじゃないかなぁ。

 

 

…長いね。長くなったね。申し訳ない。ここまで読んでくれてありがとう。

また何か降りてきたら綴ります。

今日のテーマは「適材適所」ってことで。

 

ではまた。